
20代から70才以降、頭髪の薄毛・抜毛・生え際の後退で悩まれている男性が多くいらっしゃいます。
また、最近では「毛根を活性化」や「血行を改善」と広告されている商品がたくさんありますが、様々な商品を試しても、なかなか効果を実感されない方も多いと思います。
そういった方も、ぜひ最終手段だと思って一度ご相談ください。
男性型脱毛症の根本は、体の中で男性ホルモンのテストステロンから作られるDHTという原因物質です。
このDHTが毛根に悪く働き、薄毛や抜け毛がおこってしまうのです。
「プロペシア」はDHTが産生される過程をブロックする、まさに体の中から根本を治療する薬なのです。
「薄毛・抜毛を病院の薬で治す」ということに抵抗がある方もいらっしゃるかもしれません。
安心して来院いただけるように、以下の治療内容の説明を読んでいただけたら幸いです。
男性型脱毛症で悩む人は、現在全国で1,260万人ともいわれています。
男性型脱毛症の典型的な経過では、思春期以降の男性に生じ、前頭部の髪の生え際の後退による特徴的な「M字」、あるいは頭頂部の髪が細くなりボリュームが低下して地肌が見えやすく(薄毛)なる症状が最も典型的です。
・ 抜け毛が多い
・ 毛が細く軟らかい産毛状になった
・ 毛が伸びない
・ 地肌が透けて見える(前方か上方)
・ 頭皮が脂っぽい
・ 髪が少なくなることが不安である
・ 家族・親族に脱毛症を認めることが多い
AGAの厄介なところは進行性であるため、放っておくと必ず薄毛がさらに進行してしまいます。
まずは、抜け毛の進行を抑えることが重要です。
AGAの主な原因物質はDHT(ジヒドロテストステロン)です。AGAでは、脱毛部分の頭皮に多量のDHTが確認されます。DHTは5α-還元酵素によってテストステロンから作られ、このDHTが毛乳頭細胞に存在する男性ホルモン受容体と結合すると、脱毛シグナルが出され、成長期が終了してしまいます。そのため毛髪が長く太い毛に成長する前に抜けてしまいます。AGAはヘアーサイクルの成長期の短縮がおこり、毛包のミニチュア化・硬毛の軟毛化が引きおこされている状態です。十分に育たない細く短い毛髪が多くなることで、全体として薄毛が目立つようになります。
*DHT(ジヒドロテストステロン):DHTの働きは胎児期と思春期以降で異なります。胎児期には男性胎児の外性器の正常な分化という重要な役割を果たしますが、思春期以降には、男性型脱毛、前立腺肥大、ニキビなど好ましくない症状を引き起こします。
当院では、飲み薬のプロペシア錠(一般名:フィナステリド)と、塗り薬のログローションを処方しております。プロペシアは5α-還元酵素を阻害し、男性型脱毛症の原因物質であるDHT(ジヒドロテストステロン)産生を抑制します。

プロペシアは世界60カ国以上で承認されている、世界で初めて医師が処方する内服による男性型脱毛症用薬です。日本では、2003年に厚生労働省へ承認申請をして2005年より処方開始となりました。 国内でプロペシアの3年投与により98%の方の前頭部で、97%の方の頭頂部で抜け毛の進行遅延効果、あるいは改善効果が認められています。
1日1回1錠
治療の効果は、抜け毛が減ったかどうかが目安となります。
1ヶ月後から効果を実感し始める方もいれば、6ヵ月後から実感される方もいらっしゃいます。従って、判定には最低6ヶ月間の服用が必要とお考えください。
内服によりAGAが改善したとしても、内服を中止すると再びAGAは進行します。効果を持続させるためには、その後も継続的に服用することをおすすめします。
プロペシアを3年間飲み続けた98%の方で、AGAの進行が認められませんでした。これは他の治療では得られない確率で高い効果があるといえます。さらに、進行が止まるだけでなく、約70%の方で増毛が見られます。増毛する方でも、速度やどこまで増毛するかは個人差がかなりあります。ただ、半年後にかなり見違えるほど増毛効果が見られる方も少なくありません。
ただ、逆に言うと約30%の方は進行が止まるだけで増毛までの効果が出ないので、早めに治療を開始し進行を止めることをおすすめします。
日本での臨床試験(1年間)において、4%(276例中11例)に副作用が認められました。
主な症状は、性欲減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)でした。
まれに、食欲不振・全身倦怠感(肝機能障害)の症状があらわれることがあります。このような症状にお気づきになったときは、すぐに担当医までお知らせください。
2年目以降の副作用は、4例5件(1.1%)に消化器症状や発熱等がみられましたが、性機能に関する副作用はみられませんでした。
@前立腺ガンの腫瘍マーカーの検査(PSA測定)を受ける予定のある方は、検査を担当する医師に本剤を服用していることをお伝え下さい。(PSAの測定値が約1/2に低下されるので、測定値を2倍した値を目安とします。)
A本剤内服中は、献血を行うことができません。(内服中止後1ヶ月以上経過すれば可能です。)
B20歳以上の男性における男性型脱毛症のみ適応です。20歳未満での安全性及び有効性は確立されていません。また、女性に対する適応はありません。


【1】臨床試験では確率の数字として、頭頂部と前頭部に差はあまりありません。しかし私が治療している方々の中では、頭頂部(頭のてっぺん)の方が、前頭部(頭の前のほう、生え際)よりも効果が出るのが早く、増毛する可能性も高いです。両方とも気になっている方においても前頭部の改善が早く見られます。
【2】まず、続けるかどうか(その方に効果があるか)の判断をするのに、最低6ヶ月間の服用が必要とお考えください。
さらに、内服によりAGAが改善したとしても、内服を中止すると再びAGAは進行すると言われています。
日本では2005年より処方が開始になったので、まだ5年以上の統計は出ていません。私が診ている方での中で、1年継続後に2日に1回にした方々もいます。その方法で保っている方もいれば、やはり抜け毛が増えた気がするという理由で元に戻した方もいます。AGAが一度改善してプロペシアを中止するも、徐々に再度進行して数年後に治療を再開される方もいます。
したがって現時点で言えるのは、抜毛や薄毛にお悩みの間は効果を持続させるために、継続的に服用することをおすすめします。
【3】プロペシアは特に併用して飲み合わせが悪い薬はありません。風邪薬でも基本的には大丈夫です。ただ、肝臓で代謝されるので、元々肝臓が悪い方は注意が必要です。
【4】当初、日本での臨床試験(1年間)において、性欲減退1.1%(3例)、勃起機能不全0.7%(2例)という結果が出ていました。しかし、その後の試験を継続したところ2年目以降の副作用として性機能に関する副作用は0%でした。
当院の患者様でも「なんとなく性欲がおちた気がする。」という方がいますが、明らかな方はいらっしゃいません。
おそらく、当初の副作用として「性機能低下がありうる」という説明があったため、そのような気がする(プラセボ効果といいます)という可能性が考えられます。また、もし副作用が出た場合には本人が気にならなければ、内服を継続していただけます。
【5】シロノクリニックのグループ全体で、約200人以上の方がプロペシア治療をしていらっしゃいます。
【6】どの時間でも問題ありませんが、飲み忘れを防ぐために時間を決めて習慣をつけたほうがいいと思います。
【7】はい、問題ありません。
当院でもミノキシジル5%のログローションも併用で処方することができます。併用することで、効果がさらに上がる方も多くいらっしゃいます。